通常、小説というのは1人で作り上げるものですが、「リレー小説」なら複数人で自由に物語を紡いでいくことができます。
「自分が書いたその先がどう転ぶかわからないスリル」や「意表を突かれた時の驚き」などは自分1人で書いていては味わえない、リレー小説ならではの体験ですよね。
しかし、リレー小説を書けるサイトを探してみたところ、2021年5月現在まともに利用できるサイトがほとんどなかったので、調査結果をまとめておくことにしました。
現在稼働しているのは2つだけ?
今回の調査で活気を感じられたのは、なんとアプリが2つだけでした!
- BookHackers(Android/iPhone/PC)
- ノベル・ノーヴェ(iPhone)
「リレー小説が書きたい!」と思ったら、今は上のどちらかを利用するしかなさそうです(それぞれの特徴については後述します)
でも未来は明るいかも!?
サイト開発中の方を見つけました(・ω・)ノ
事前登録受付中! 『リレイブ』

まだ利用することはできないのですが、個人で開発されている『リレイブ』の事前登録が2021年7月16日から可能になっています。
リレー小説が書きたいあなたは要チェックですよ!
更新停止・または閉鎖済みのサイトリスト
次の3つは運営さんが息してないか、見つかりませんでした。たぶん放置(放棄?)されてるので、残念ですが今後の更新は期待できません。
最後の3つは閉鎖されているのを確認済みです。
- ノベり場
- Hundread
- R*STORY
長編書くなら『BookHackers』
是非、BooKHackersで一人では作れない「永遠に終わらない物語」を作っていただきたいです。
BookHackers「初めての方へ」より引用
冒頭を書き込んだ人は続きを募集できるのですが、どんな続きが欲しいのかある程度設定しておけるようです。
1話あたりの文字数制限はあるものの、何話でも連続して書き込むことができるので、自分が満足するまでまとまった量を好きなだけ書き込むことができます。
複数人でエピソードを出し合いながら長い物語を書き続けたい人向けのサイト(アプリ)です。
運営さんは、物語を書き始めるプロ作家を誘致しようと頑張ってるようです。
掌編を楽しみたいなら『ノベル・ノーヴェ』
『ノベル・ノーヴェ』では、9話で完結させる前提でごく短かい小説を書くことができます。
1つの小説に書き込める回数は1人1回だけ。必ず9回(9人)で完結させるルールのため、自分が書き込むのは起承転結のどのあたりなのか明確です。
加えて、1話あたり200文字とコンパクトなので、初心者でも玄人でも気軽に楽しめると思います。
めでたく完結した小説には、ときどき運営さんが表紙を作ってくれるみたいです。
表紙がつく基準は運営さんにゆだねられております。
ユーザーによる記事「novelnove 使い方」より引用
つまり、運営さんの心を射止めた物語だということができます。
ちなみに運営さんとお話したところによると、この表紙となる絵は運営さんが無料素材のイラストから拾ってきているのだとか。
短編〜中編を必ず完結させる『リレイブ』

『リレイブ』で書き込めるエピソードは1話500文字まで、30話で必ず完結する仕様になるそうです。
物語の長さは『BookHackers』と『ノベル・ノーヴェ』の中間ですが、1話あたりの文字数は最も多いですね。
まとめ
リレーしながら長編を書き続けたい人は『BookHackers』、起承転結を役割分担して掌編(ショートショート)を書きたい人は『ノベル・ノーヴェ』に行ってみましょう!
BookHackers | ノベル・ノーヴェ | リレイブ (事前登録受付中) | |
---|---|---|---|
1話の文字数 | 400文字まで | 200文字まで | 500文字まで |
1作品内に書ける回数 | 制限なし 連続して何話でも書ける | 1話だけ | 不明 |
完結までの話数 | 制限なし | 必ず9話で完結 | 必ず30話で完結 |
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